2008年04月24日

ブルーベリーパイを想う

マイ・ブルーベリー・ナイツウォン・カーウァイ監督

ご無沙汰です。

ようやく観てまいりました。『マイ・ブルーベリー・ナイツ』。
公開前からずっと観たかったくせに。こんなギリギリに。

映画全体がいい色と温度でした。
あんなふうに人と人はなかなか打ち解けあうことなんて出来ないのかもしれないけれど、何かの瞬間にふっと力が抜けて、あたらしく出会った人にも構えることなく自然に接することができるのだろう。

そこからはじまるときでも。
ほんのひとときでも。

映画はやっぱり心をほどいてくれるものがいいと思った。
閉じた心をそっと開けてそこにやさしい風を入れるような。
問題を提起するものも大切なのだろうけれど。
殺伐としたきもちにさせるものよりも。
不時着のきもちをひきずるよりも。
単に今はそんな心境なのかなぁ。


映画に戻って。

ジュード・ロウがノラ・ジョーンズにする 鍵と扉の話 が好きです。
そのあと彼が、去った恋人とする話の続きも。

ジュワっとクリームがブルーベリーパイに染みる映像をみるたびに、
ノラ・ジョーンズがパイを食べるたびに、
ブルーベリーパイってどういうものだっただろうか?と思った。
生地にクリームが敷かれてその上にフレッシュブルーベリーがのっかっている感じのものは見たことがある。
でも、映画のなかのブルーベリーパイはそんなさわやか顔のものではないように思えたのだけれど・・・
映画の中ではっきり映らないので想像し過ぎなだけなのかもしれない。

とにかくブルーベリーパイが無性に気になってきた。

作ってみるか?(季節じゃないか)

それから、ナタリー・ポートマンってあんなにいい女だったのか?
それくらいギャンブラーの彼女は美しかった。
ノラ・ジョーンズのナチュラルさも、レイチェル・ワイズの美しさも素敵だが、なかでもナタリー・ポートマンに釘付けになった。
ちょい役のロシア人の彼女も大人かわいかったですね。

それにしても、1日経った今もディテールは忘れかけても、どんどんジュワっと染みわたっていくような映画でした。

今はもっと好きになってます。










posted by めんたいらー at 12:08| Comment(38) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月06日

本当にマラノーチェ?

明太弱小劇場なのに、ほとんど映画ネタがない・・・
最近肉体改造に目覚めてしまったせいで、映画館に行けてないわけで。うーん、これではよくないと思い、ジムを休んで映画館に!
これだこれだ・・・劇場への階段をのぼるにつれテンションが徐々に上がっていくのを感じた。こんなイトオシイ時間を忘れていたなんて!
映画ももちろん大好きだが、映画館という場所がたまらなく好きである。空間も含めて映画を楽しめる、そんな劇場が大好きなのだ。

マラノーチェ』 ガス・ヴァン・サント監督

マラノーチェ

1985年発表されたモノクロのこの作品は、ガス・ヴァン・サント幻の長編デビュー作といわれている。日本では20年以上経てようやく公開となったわけで。特に彼のファンというわけではないが、『ドラッグストア・カウボーイ』は見ていたので、あー、その監督なんだって。
(当時はマット・ディロン目当てで見た。『アウトサイダー』を見てからすっかりマット・ディロンのファンになっていた。あの映画はよく見るとトム・クルーズやら有名俳優がたくさん出ていた。中学生の時に図書館で見つけた原作にやられたのが『アウトサイダー』だった。)
マラノーチェ』『ドラッグストア・カウボーイ』『マイ・プライベート・アイダホ』で【ポートランド3部作】だそうだ。
20年って大きい。街も役者も監督も思いっきり変わっただろうな。生まれたばかりの子でさえ、成人を迎えるわけじゃないの。
でもそれだけ前の作品が改めて公開されるって、監督にとっても関わった人たちにとってもすごく幸せなことなんだろうな。なんかそういうの羨ましいや。

貧困街とゲイ。サクッといってしまえばそんなキーワードがすぐ出てくるが、だからといって特殊感はない。
マラノーチェスペイン語で、訳すと「最悪の夜」だろうか。
このタイトルでモノクロ映画・・・いかにもダークなイメージが拡がりそうだが、個人的にはそんな閉鎖感のようなものはみじんも感じなかった。むしろ、(常識とか体裁とかに縛ることなんて出来ないという意味の)自由と不器用さと、そしてなんとなく爽やかさを感じた。無邪気にふざけ合い、笑う若者たち。片想いをなんとか成就させたいと、砕けてもあたり続ける。振り向いてくれない相手の気を惹くためなら、できることはなんでもする。真っ直ぐだ。実に。恋だよ、恋。

ストーリーは、街の食料品店の店番のウォルトが、メキシコから流れてきた不法移民のジョニーに一目惚れをするところから始まる。
最初から不思議なくらい猛アタックなウォルトに対し、ゲイはまっぴらなジョニーは彼を邪険にあしらう。
ジョニーと一緒に流れてきた友達を通して徐々に交流を深めていくウォルトだが、いつまでたっても彼の思いはジョニーには届きそうにない・・・
笑っちゃうくらい人がいいんだよね、ウォルトって。
あれ、そうじゃないのかな?まぁいいや、でも気の毒にも思えることもあったりしてさ。大人なのか、ちょっとお兄さんなのかわからないけど、明らかにジョニーたちよりは上の彼は頼られたら断りきれない、いや、頼られてもないけど何かしてあげたいキャラ。悪ガキどもの一瞬本気か?って悪ふざけに振り回されながらも、ジョニーが無邪気に笑ってくれるとうれしい・・・という本当に人がいいのか、何としてでも思いを遂げたいのか不思議な男。
ジョニーは若き日のミック・ジャガーをもっと彫りを深くして整えた!?感じで、ワイルドイノセントな魅力は誰にも触れられない孤高の美しささえある。(が、別に全くスカしてない。単にまだ少年らしいともいえる)
一方ウォルトは無精ひげで冴えない感じだが、ストレートで人懐っこく、実は頼れる(と思う)男。・・・が、なぜがどーも掴めないところがあるんだよな。

悲劇もあるけど、なぜかほんとなぜか爽やかな映画
その表現がしっくりこないのに、どうしてもそういう感想。
きっとエンドロールの映像と音楽が妙にハッピーな気持ちにさせてくれるんだろうな。ここはカラーなのである。空が青くて、若者たちがオバカで。カタカタの映像がカラッと晴れたあの日に連れて行ってくれるんだよね。
あの日って?
・・・それはそれぞれみんなの中にある、それぞれのあの日さ。
posted by めんたいらー at 16:29| Comment(7) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月20日

ちょっと『インランド・エンパイア』が。

前にミシェル・ゴンドリー監督の『恋愛睡眠のすすめ』を観た時、
予告編で『INLAND EMPIRE』を観た。気になった。
で、ついこの前めざましテレビで特集されていて、もっと気になった。
デビッド・リンチ監督のインタビューでの言葉がヌオッと刺さった。その割にまるっと覚えていないが、「・・・それが美しいってことなんだよ」っていう言葉だった。肝心な“それ”の部分、覚えとけよなんだけど・・・今は覚えてなくてもその瞬間なんかね、ジュィンときたね。
デビッド・リンチって久しぶり。「ツイン・ピークス」は好きで見ていた。チェリーパイの存在はあのドラマで初めて知った。パン屋さんで見つけた時はウォォこれかっ!てなり、買って食べてみて、これヘビロテするほど旨いもんか?って思ったものです。でもナンヤカンヤであの不思議な味はリピートしていたと言えばしていました。ドラマに はまってたからな。あの音楽が流れるとなんかね、誘われるんだよね。優しくて怖い音楽でした。
でもチェリーと名のつく飲食物って独特じゃないか?アメリカ映画にたまに登場すると思うけど、チェリーコークとか、向こうのコンビニみたいな所のレジ周りに置いてあるような固いグミなんだかわかんないような駄菓子みたいなものとか、なんか微妙な味だと思うんだけど・・・日本には馴染みのない味だから仕方ないね。
映画観たい気もするんだけど、でも3時間ってやっぱトイレのタイミングが難しい。今行くと重要なところ見逃す?とか思っていると永遠にタイミング失うし。
喉カラッカラで寒さ対策万全で挑むか。

←これすごくよかったるんるん 

  

posted by めんたいらー at 16:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月03日

ダブルブラインド。

フランスのアーティスト、ソフィ・カルによる私的ドキュメンタリーフィルム。
映画を撮る目的でアメリカ人のボーイフレンドと車で旅に出るのだか・・・ 
内容は重いね、相当。
結婚したい女と、うんざりしている男。
そんなどんよりムードでアメリカを東から西へ車で横断するドキュメント。
それぞれがカメラを持ち、それぞれが自分の思いを吐く。
手持ちカメラのリアル画像が続く。技術はない。ほんと、リアル。
車は何度も壊れる。修理代が毎回500ドルだ、700ドルだ飛んでいく。
最初からすれ違い気味のローテンションの2人が、さらに険悪になっていく。
果たしてこの先2人はどうなっていくのか・・・
印象的な女の独白がある。
毎朝乱れたベッドの画像が映し出される。
ひとこと「今日も性交渉なし。」

哀しいまでの女の執念と、迷える男の苦悩。


やっと観ることができた作品。
ほんとに観られてよかった。
観ずに生涯を送るのはもったいない!(個人的にね)
posted by めんたいらー at 17:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月18日

マイク。

我が人生最悪の時』を観てから映画観が変わった。
だからこのマイクシリーズには特別な思い入れがある。
後に始まったテレビシリーズのポップとゆーか、スタイリッシュな感じとは全く匂いの違う、劇場版・濱マイク
個人的には2作目の『遥かな時代の階段を』がいちばん好き。
あの赤革のジャケットにしびれ、欲しいなー欲しいなーと思ったり、
【マイクツアー】と称し、黄金町やら動物園やらロケ地めぐりをしてました。


posted by めんたいらー at 14:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月13日

映画館にて。

なんで映画にはポップコーンなんだろうか。
音がしない?喉が渇くので飲み物がよく売れる?
スクリーンに向かって投げても安全?(←ほんとか!?)
自分の租借運動にばっか気をとられ、映画がおろそかになってしまうので上映中はものを食べないことがほとんどだが、あの匂いには時折惑わされそうになる。
特にキャラメルPの匂いは なぜあぁも最強なんだろう。
うっかり嗅いでしまうと一週間くらいは後を引いて困ります。
posted by めんたいらー at 15:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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